歯の悩みデーターベース

歯ブラシの話

歯ブラシと言えば

とある電気量販店のトイレ。
手を洗いながら「ふっ」と鏡の横の宣伝チラシに目をやると、携帯用の電動歯ブラシの広告。
見た目はマスカラかはたまた、アイライナー?と見まちがうばかりのスタイリッシュなデザイン。
Panasonicのポケットドルツのように、OLさんたちに口コミで広まっているんだとか。
そういえば、家庭用の歯ブラシは回転式、電動歯ブラシ、音波式電動歯ブラシと進化していったのに携帯用の電動歯ブラシにはなかなか気が付かなかったな~。
なんてぼんやり考える。

今、インターネットでおすすめ歯ブラシランキングを見ると、電動歯ブラシは必ず上位に入っているんです。
普段何気に使う歯ブラシ・・・実は、元々障害のある方用にアメリカで開発されたものが、一般用に製品化されていったものなんですよ。

最近では犬用や猫用の歯ブラシもペットショップでみかけますね。
電動歯ブラシはオムロンやパナソニック、ブラウン、フィリップス、サンスターなどが有名でしょうか?
それぞれに、特徴があり、価格も様々。
一体何処を基準に選べばいいの~?
と悩むのも解ります。

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシをえらぶ際には、価格はモチロン、使う場所や何処に重点を置くかも大事です。
一概には言えませんが、振動式はスリムで手軽な反面、歯の隙間にブラシを当てにくく、奥歯が磨きずらいという欠点が。
一方、回転式だと、高い歯垢除去力を持ち、奥歯や隙間、歯と歯茎の間も磨きやすいが、本体が大きく駆動音が大きいといった欠点があります。
そして、超音波歯ぶらし、コレはブラシのヘッド部分に超音波発生装置が内臓され、この超音波振動で独自の効果を狙ったものです。
細菌にダメージを与え、歯周病の治りを促進し、予防的に働くことが期待されていますが、毛先はほとんど振動しないので、手で磨くときのようにブラシを動かす必要があります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で検討してみてください。

負けるな元祖歯ブラシ!

モチロン手動(?)の歯ブラシも進化していますよ。
たとえば、イオンを発生させて歯垢の除去と歯茎ケアを行い口臭予防をするものや、タフトという市販のものより柔らかい毛の歯ブラシで、入れ歯磨きやひどい口内炎、知覚過敏で悩む方に人気なものもあります。
他には、CMで、たんぽぽの種という360度毛の生えた歯ブラシをみたことはないですか?
こんなのでみがけるの~?というデザインですが、毛数の多さと細さ、毛足の短さでコシを出し、歯垢をしっかり落として、歯茎も同時に磨けると人気なんだそうです。
また、サンスターのバトラー歯ブラシは歯周病専門の歯科医院で勧められた方も多いと思います。
このバトラー、形やタイプなどが沢山あるんです。
これはむし歯予防、歯周病の予防、治療中か、歯並び、力の入れ方、歯肉の状態によって使う歯ブラシが変わってくるんです。

変り種の歯ブラシ?

ほかに、ちょっと変わった歯ブラシを紹介しますね。

まずは、1本1000円以上する歯ブラシ!!
その名も「ミソカ」
職人の手仕上げにより1本1本つくられる歯ブラシで、特許申請中の「ナノシオンドリームテクノロジー」により、様々な種類のミネラルをナノサイズにして毛先1本1本にコーティングしてあるんだそうです。
なんと、ブラッシングしながら茶シブやヤニも、汚れをしっかり浮き立たせてから磨き上げるんだそうです。

もう一つは「ローリーブラッシュ」という、イタリア製のちょっと変わった歯ブラシ。
世界最小を謳うこの歯ブラシには柄が無いんです!
トローチ大の大きさと形、コレに凹凸があると考えてください。
使い方は、口の中に入れて舌でコロコロと転がすだけ。
歯の汚れを取り除くだけでなく、ナチュラルミントアロマで口臭もすっきりするので、時間がなく席をはずせない時にいいかもしれないですね。

歯ブラシの交換時期。

もうご存知とは思いますが、
一般にはヘッドといわれる植毛部分が開いた時といわれていますね。

でも、出来れば毛が広がらなくても1ヶ月に1回は交換することをお勧めします。
歯ブラシは1ヶ月も経つと弾力がなくなり、歯垢の落ちる効率が悪くなると言われています。
しかも、古くなった歯ブラシを使い続けていると、口の中を傷つけてそこから細菌が侵入する恐れがあるんですよ。

自分にあった歯ブラシ探し

ヘッドが小さくて細身(使う人の親指の幅を基準にしてみてください)
柄はシンプルなデザイン。
色々持ち変えてみて、違和感なく、力加減がコントロールしやすいものを選んでみてください。

子供の歯ブラシは、
本人が磨く用には少々ヘッドが大きめ
大人が行う仕上げ磨き用にはヘッドの小さいものがいいでしょう。
小さいお子さんにはキャラクターものを選んで、
「楽しみながら磨く」
ということから始めてあげるのがいいでしょう。

歯ブラシの保存方法

・・・と、歯ブラシに重点を置いて話してきましたが、実は他にも大切なことがあるんです!
それは磨いた後の歯ブラシの保存
歯ブラシには口の中と同じだけ細菌がいると思ってください。
多分、多くの方が歯磨き粉をすすぎ落としてそのまま、ケースやホルダー、コップに「はい」だと思います。
たまにはブラシから臭いがするな~と感じた方もいらっしゃるはず!
いくら歯をきれいに磨いても、歯ブラシが細菌だらけ、ソレを使ってまた歯を磨くと考えてみてください・・・
チョット恐ろしいですよね?

歯ブラシの除菌には薬剤を使用したり、日向干しをする方法もありますが、毎日のことと思うと面倒ですよね?
一番手軽で除菌力抜群なのは、除菌器に収納しておくことです。
除菌器の紫外線に5分程度照射させることで、なんと99%も除菌できるんです!
価格も手軽なところからあるので、歯だけでなく、歯ブラシのケアにも目を向けてみてください。