歯茎のくろずみについて
お口のトラブルとして上げられるのは歯並びや歯の色だけではありませんね。
歯茎の色もその一つ!
今日はその「歯茎の色」についてお話していきます。
実は歯茎の印象も大きいんですよ。
同じ歯色、歯並びでも歯茎の色が違うだけでその印象は変わってきます。
ふと笑ったその時に見た相手の口、ピンク色の歯茎、若々しくて健康的な印象を与えますね。
一方、黒ずんでいる歯茎は不健康的で、老けた印象を与えてしまうんです。
いま、若い女性でも歯茎の色の悪さで悩む方が多いんです。
・どうして歯茎の色がわるくなるの?
原因はいろいろありますが、一番多いのが、歯の治療に金属を使っている場合ですね。
保険がきく治療はどうしても基に金属をつかうので、その金属で一種のアレルギー反応を起こして黒くなるんです。
もちろん、金属の種類にもよりますし、個人差もあります。
差し歯の場合は差し歯が合わなくなり炎症をおこすことにより黒くなるパターン。
歯垢が溜まって血行障害が起こり歯茎の色が悪くなるパターン。
・・・と、これらが歯茎の黒ずみの原因として挙げられます。
ほかにも、メラニン色素が定着しやすい口内環境にあると黒ずみやすいようです。
たとえば、喫煙。
タバコを吸うとメラニン色素が再生されるだけではなく、活性化されるようです。
・どうすればきれいな歯茎にもどる?
原因を取り除くのが一番ですね。
歯の治療に金属をつかっているのであれば、オールセラミックに交換することを提案します。
金属をとりのぞくことで、歯茎の色も戻ってきます。
オールセラミックというと、最初は高額になりますが、長い目で見てみたときに早く交換しておいて良かったことが多いんです。
歯垢が溜まって色が悪くなっているのであれば、まずは歯垢を取り除きます。
歯垢が溜まると、歯周病や歯槽膿漏の原因にもなります。
そして、ブラッシングで血行を良くするんです。
最初は血が出ることもありますが、根気強く続けてくださいね。
ハミガキの時に、意識して磨いたり、最後に歯茎専用の柔らかい歯ブラシでみがくのもいいですね。
磨く際も力を入れて磨くのではなく、柔らかくマッサージするように磨いてください。
血行がよくなれば、ピンク色の歯茎が蘇ります。
タバコを吸うと血管が収縮して血行が悪くなります。
これが血行障害を起こす原因にもなりますので、喫煙している人はこれを期に禁煙してみたり、色素沈着しやすいものを控えてみるのもいいですね。
ただ、原因を取り除いてもきれいな色にならない、原因が分からない場合はガムピーリングやレーザー治療を施す方法もあります。
これは、レーザーでメラニン細胞だけをとり、ピンク色の歯茎にする方法です。
歯茎全体に黒ずみが広がっている場合は少々大変になってきますし、中には生まれつき黒い人もいます。
まずは、自分の歯茎の黒ずみの原因が何かを知ることから始めてみましょう。