歯痛の話
ズキン、ズキン、ズキン、
もう仕事も何も手につかなくなりますよね。
特に、夜中!心なしか、頬まで熱をもってるような。
寝ても覚めても頭痛を伴う歯痛は本当に困りもの。
(えーい、いっそのことこの痛み止め薬を全部飲んでしまおうか!)
なんて危険な考えまで浮かぶ始末。
下手したら薬の副作用で心筋梗塞?なんてなったら本末転倒。
歯痛の原因は神経まで達した虫歯だったり、放置していた親知らずに、歯茎の腫れと様々。
他にも疲れやストレス、風邪などで体の抵抗力が落ちると急に痛くなることがあるんですよ。
なかには「生理前に痛む」なんて女性もいるんです。
昼間の歯痛は歯科へ走りこめばいいけれど、夜中に歯科は開いてない。最悪、救急に駆け込むか?
明日の朝まで我慢できそうにない!
なんてSOSに今日は一時的な応急処置をいくつか・・・・
歯痛の応急処置
1. 冷やす
これは定番の処置。
冷やすことで痛みが緩和されることがあります。
氷を口に含んで直接冷やすのは特別に歯茎が化膿したりして熱があるときには若干効果はあるかもしれませんが、素人判断ですると返って痛い思いをするかも知れません。
2. ツボを刺激する
手の甲の親指と人差し指の股の合谷(ごうこく)。
ここに反対の手の親指を差し込み、小指側へグリグリ押すとピリピリとする箇所があるはずです。
その刺激を続けると歯痛は和らぐと思います。
3. 歯痛止めの市販薬を使う!
服用タイプとしては、バファリン。
昔からある正露丸、これを虫歯部分に詰める。
液体タイプの新今治水。これは、塗付するタイプですが、安全性が高く、妊婦さんでもOKなんです。
主治医の承諾があれば妊娠中でも安定期であれば抜歯や治療も可能です。
4. おばあちゃんの知恵
昔からある民間治療も少しご紹介。
すりおろしたニンニクを虫歯の部分に詰める
すりおろした大根を虫歯の部分に詰める
梅干の果肉を虫歯の部分に詰める
アロエの葉を切って、噛んでおく
・・・効果のほどはわかりませんが、なんせ日本に受け継がれる民間療法ですから。
とにかくこれで痛みが治まっても、治ったわけではないのでちゃんと歯科で治療を行ってくださいね。
(喉元過ぎればなんとやら、で、結構放置しがちなんです。放置しても悪くなってもよくなることはありません。早めの診療をオススメします)
その他の歯痛の原因
他にも少々聞き慣れないですが、歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)というのもあるんです。
これは、副鼻腔という空洞の一部分で、上奥歯から眼下まで広がる骨の中の空洞部分が歯が原因で炎症を起こして起きる症状です。
副鼻腔炎の症状をおこします。
歯が原因で、頭の骨の中が炎症?
と思いますよね?
実は一部の人は歯根の先がその空洞まで到達していたり、近くにあったりするんです。
虫歯や歯周病などで根の先から空洞に細菌が入り込み、膿が溜まることによって炎症をおこすんです。
他にも根の治療や抜歯などでも起こることがあります。
症状は蓄膿に良く似ています。
鼻詰まりや目の下の部分の圧迫感や痛み、腫れ。
歯茎が腫れたり、押すと痛みがある場合も。
治療にはまず抗生物質の投与で細菌の感染を抑える。
歯周病や虫歯の治療。
炎症が治まらず抗生物質が効かない場合は口の内部から穴をあけて膿を取り除く外科的処置を行う。
自分の歯は繋がってるのかしら?なんて心配になりますよね?
歯科で行うレントゲン撮影でも確認できるので聞いてみるのもいいですね。
接近している時には、近辺の歯の早期治療やケアを心がげて置くことをお勧めします。