歯の悩みデーターベース

歯ぎしりとは?

草木も眠る丑三時・・・
暗闇に響く奇怪は音・・・

「ギリギリギリギリッ・・・ギリギリギリギリッ」

周りが眠れたものではないですよね?
しかも指摘しても
「え?そうなの?」
となんとも肩透かしな返事。
(頭痛や歯痛で解る場合もあるそうですが)
たまーになら許せるけども毎日だと正直辛い歯ぎしり。

ではこの歯ぎしりについてお話していきましょう。

そもそもなぜ歯ぎしりが起きるか・・・。
大人の歯ぎしりの原因習慣や癖、かみあわせなどいくつかありますが一番有力なのは「ストレス」
歯ぎしりはストレスを解消するために行われているとも言われているんです。
一方、乳児や幼児、子供の歯ぎしり
心配するおかあさんも多いですね。
子供の歯ぎしりは上顎骨の成長や歯の生え変わりに必要とも言われているのでそう心配することも無いと思いますよ。
歯の生え始めの1歳頃から出る子供もいます。
ただ口が常に開いている、姿勢が悪い、口呼吸ばかりしているなど気になるのであれば一度小児歯科で診察を受けるのもいいですね。

それにしても、大人の歯ぎしりは自覚症状の無いところでストレス解消していたんですね。
・・・とはいえ「歯軋り一晩=咀嚼一生分」
といわれるほど歯ぎしりが歯や顎に与える影響は大きいんだそうですよ!
ひどいときは顎関節症に移行する場合も!
他にも、
・歯の摩擦や折れ、割れが起きる
・歯周病の悪化
・顎関節症や関節の障害
・知覚過敏の原因
などが症状として出てきたりするんです。
しかも、歯ぎしりは睡眠障害の中の一つなんです。
外国の医学博士の見解によると
「夜間の歯ぎしり喰いしばりはいびきおよび睡眠時無呼吸症候群と重要な関係がある」
、だそうです。
たがか歯ぎしりと侮ってはいけないんですね。

そこで、歯科では「マウスピース」(ナイトガード)を使って治療していきます。
夜寝るときに装着することで、歯への負担を軽減します。
マウスピースは歯科医院で購入すると5000円程度です。(健康保険が適用適用の場合)
保険外の場合は1~100万円程度とかなり高額になってしまいます。
また場合によっては、歯軋り改善のために治療部分のやり直しや矯正治療、精神安定剤の投薬などをすすめる場合もあります。

他にも昼間には歯軋り防止のツボを押してみたり、歯を食いしばらないように意識することもいいと思います。
笑うというのが一番だとも聞きました。
これは笑うことによりリラックスしたりストレスを軽減させたり、歯や口を意識することが出来るからです。

この昼・夜の処置で歯軋りを治していってはいかがでしょうか?